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【セローに乗りたい!】GATAGOTOの普通二輪免許取得への道<教習~免許取得編> 教習に使った装備の案内もあります!

MOTTOラフロをご覧の皆さん、こんにちは!
初心者ライダーのGATAGOTOです。

今回は、【普通二輪取得への道】第二弾!

小型二輪ATから普通二輪免許取得に向け、
自動車教習所に再入校した私が、
いきなり大きな教習車(CB400のMT車)に悪戦苦闘しながらも
なんとか普通二輪免許を取得するまでをお送りいたします。

■教習1.2時間目 立ちごけでスタート

入校式当日、乗車はまだないつもりで行ったのに、
キャンセルが出ていきなり2時間乗れることになった。

クロスカブで来ていた私は、ヘルメットもグローブもあるし、
ラフロのプロテクター入りジャケットを着てたから装備はばっちり!
だけど、心の準備だけができていませんでしたw

それでも「混んでいてなかなか予約が取れない」と聞いていたので、
ここはやっぱり乗っておくべきか!と腹を決め、
初日にいきなり2時間乗ることになったのです。

まずはバイクの引き起こしから。
教官が倒した教習車のCB400を起こそうとしてもビクともしません(汗
(やべえ、これ起こせなかったら免許取れないのかな…)と焦る私。

「腰をバイクに押し当てながら、持ち上げるんじゃなくて押す感じで!」
と言われた通りにやっても全然起こせないw

何度か繰り返してるうちにちょっとコツがつかめてきて
少しバイクが上がるようになったけど、そのころには息が切れて体力の限界にwww

最終的には先生がちょっとだけ力を貸してくれてなんとか起き上がり、
それでOKとしてもらいましたw
もうね、これだけで汗びっしょりw

次にギアチェンジなど操作の説明です。
センタースタンドを立てたバイクにまたがって、シフトチェンジの練習をします。
もともと4輪のマニュアル車に乗ってたから、クラッチやシフトチェンジの仕組みはわかる。だからこれはなんとなくすぐにできそうな気がしました。

いよいよ実際に走ってみることに。
「じゃあね、後ろを確認してからサイドスタンドをあげて乗車してください」

教官の言葉通りサイドスタンドをあげ、バイクにまたがった次の瞬間、
私は反対側に転がっていましたwバイクごとwww

完全にクロスカブに乗るときと同じ感覚で、軽~くひらっとバイクにまたがろうとしたわけです。そしたらバイクごと反対側に倒れてしまいました。

びっくりしたー!!!

バイクの重心や大きさが全然わかってなかった(汗
このせいで、初日はバイクの乗り降りの度に緊張してガチガチになってました。

ただ、大きいバイクはトルクがあってエンストもしにくいし、
走り出してしまえばクロスカブより安定感があって乗りやすかった。

2時間目が終わるころには、
「自分がこんなに大きなバイクを走らせているなんて!」とワクワクしました。

1時間目は外周をグルグル回って終了。
2時間目には、一本橋、スラローム、S字、クランクをやりました。
一本橋は、小型二輪の時のスクーターでやるよりも安定感があって楽でした。
低速でのハンドル操作に恐怖心があってS字とクランクに
不安があったものの、最初の立ちごけ以外はなんとか転ばずに終了。

教官からは「普段バイクに乗っているからバランス感覚や走り方は上手だね」
とほめていただき、「あれ?意外とすんなりいけちゃうかも…」と思った私は、
このあと痛い目を見るのでした。

■教習3.4時間目 いきなり壁に当たる

教習2日目。
初日の教官に褒められて調子に乗っていた私はこの日、
ちょっと伸びたその鼻をへし折られることになります。

初日は「初めて400㏄のバイクに触る人」という扱いで、
バイクを出すのもしまうのも教官がやってくれて、
教習中も手取り足取り丁寧に教えてもらいました。

ところが、2日目は全然状況が違った(汗
先生がバイクを出してくれるのを待ってたら
「自分で使うバイクくらい自分で出せなくてどうするの?自分で出して!」
と厳しいお言葉。
これだけでもガラスのメンタルの私は内心ショックw

たったの2時間乗っただけで、しかも前回教習では
乗り降りにもビビってた私。
400㏄のバイクを車庫から外に運ぶだけで一苦労でした。

やっと教習が始まると、
教官のバイクの後ろについて課題のコースを次々に回ります。
S字、一本橋、スラローム…。

なんとかクランクを通り抜けた時でした。
「今さ、上手に抜けたと思ったでしょ?そんなんじゃだめだから」と
突然ダメ出しを出されました。

「勢いだけで通り抜けてるでしょ。
たまたま通れてるだけだよ?
クランクは低速でリアブレーキ使って確実に曲がらないと。
止まりそうになったら半クラ使って。
そういうの全然やってないよね?」

その時私は頭の中でこう思っていました。

「そんなの全然教えてもらってないし」

初日は「なんとなくでいいから通ってみて~」と言われ、
その「なんとなく」のまま2日目を迎えていました。
半クラで?リアブレーキ使って?
そんなの全然教わってませんけど…。

限定解除審査コースは規定8時間と短いため、
教習も急ぎ足なのです。
2日目の教官は、初日にそこまで教わっていると思っていたのかもしれません。

このやり取りのあとから、急に恐怖心が湧いてきて、
クランクが通り抜けられなくなってしまいました。
リアブレーキでスピードを落としすぎてエンストしたり、
半クラがうまく使えなくてクラッチを握りしめてしまって転倒したり…。

この日の2時間の教習で何度転んだかわかりません。
どのタイミングで半クラにすればいいのか、
どのタイミングでハンドルを切り始めればいいのか、
混乱してしまって何度やってもクランクをうまく抜けられない。
だけどメンタル折れまくってる私は、教官に質問もできないのです。
大人なのに泣きそうでしたw

激しく落ち込む私を見て4時間目の教官が、
「週末は教習のことを忘れてリラックスしてね。
来週から気持ちを切り替えて頑張りましょう」と声をかけてくれました。

■ひたすらイメトレの週末

限定解除の審査コースはとにかく時間がない。
教習所の教官も「もう二輪免許を持ってる人」という扱いだから、
こちらから質問しないと、
細かいことなんていちいち教えてくれないのです。
(教習所によると思いますけどねw)

せっかくバイクに乗れる時間を質問で使ってしまってはもったいない。

そう思った私は、週末、YouTubeを見まくりました。
有難いことに、今どきはバイクの教習関連動画がたくさんアップされています。
(いろいろな教習所の公式動画などもあります)

教官は「教習のことは忘れて」と言ってたけど、
忘れてたらまたイチからになってしまうw
だから、クランクやS字の曲がり方の動画をたくさん見てイメトレしました。

前回の教習ですっかり自信をなくしてたけど、
イメトレ効果で早くバイクに乗りたい!とやる気が回復!(単純なのでw)

次は上手に走れる気がしました。

■教習5.6時間目 クランクに苦手意識

教習3日目。
結構なしっかり雨。

週末のイメトレ効果で「今日はできる気がする」と思いながら
臨んだ5時間目でしたが、最初のクランクでいきなり転倒します。

やっぱりクランクが怖い…

だけどこの日は、前回のようにメンタルが落ちなかった。
「そうか、あの動画で言ってたみたいにもう少し早めに
ハンドル切ればよかったのか」とすぐに自分の中で問題点を見つけました。

混乱して質問もできなかった前回とは違い、
この日は積極的に教官に質問しました。

それでも、この日も最後までクランクを完璧にモノにできませんでした。
完全に苦手意識ができてしまった。

この時、「あ~、これは規定の8時間では終われないな」と
確信していた私だったのでしたw

■教習7.8時間目 見極め

教習4日目。

規定8時間のうちの最後の2時間。
前回もまだクランクで何度も転倒していた私は、
いい意味で開き直っていましたw

規定をオーバーすれば追加料金がかかってしまうけど、
大急ぎで取りたい理由もないし(クロスカブには乗れているので)、
問題なく乗れるようになってからじゃないと公道に出ても怖い。
だから、多少時間がかかってもじっくり頑張ろう…という気持ちだった。

こう思った瞬間に、肩の力が抜けたのかもしれません。
7時間目の教習では、なぜか急にクランクでスイスイ曲がれるようになった。
うまく曲がれた時のイメージをしっかり体で覚えて何度も挑戦して、
低速で安定して曲がれるようになった。

そして、8時間目。見極めです。
教官からOKが出れば教習は終了となり、卒業検定をうけることができます。

でも、やはり「多分OKにはならないだろう」と思っていたし、
「もう一時間くらいやったほうが良いかもしれない」と自分でも思っていました。

最後の時間は「自分の苦手なところを自由に練習していいよ」と言われました。
私はクランクと8の字(普通二輪の検定科目ではないけど低速走行練習のため)を
ひたすら練習。

最後に見極めのために一本橋やスラローム、S字、クランク、坂道発進、急制動など、
一通り検定課題を走って終了しました。

そしていよいよ見極め結果。
(ダメって言われるよな~多分…)と思っていたら、
「いいよ!OK!」とあっさりwww

「は?え?い、いいんですか?」とびっくりして聞くと、
「え?いいよ。なに?不安?不安ならもう一時間やってもいいけど、どうする?」と教官w

「今日みたいにリラックスしてやれば卒検も大丈夫だと思うけどね」
という教官の言葉を聞き、もう一時間追加せず、卒検を受けてみることにしたのでしたw

■いよいよ卒検

見極めOKをもらった翌日がちょうど検定日で、
人数に空きがあったのですぐに受けられることになりました。

しかしながら、教習最終日まで全く卒検コースを覚えてなかった!!!
「廊下に張ってあるから各自覚えておいてください」
と確かに言われてたけど、毎日教習だけで精魂尽き果ててたし、
8時間で終われるとも思ってなかったからコースを一度も見ていませんでしたw

検定の前日に大慌てでコースを紙に書き写し(教習所の規定で写メは禁止だった)、
最後の教習を終えた後に校舎の2階にあがって、
コースを見渡しながら一生懸命順番を覚えますw
これぞまさしく一夜漬けw

そして卒検当日。

二輪の受験者は普通二輪の私と大型二輪の男性の2人でした。
なんと、大型二輪の男性は70歳!!
これまで原付にも乗っていなかったのに、
急にハーレーに乗りたくなって大型二輪の免許取得に挑戦しているのだそう。
教習所に貼ってあるハーレーのポスターを指さして、
「死ぬまでにあれに乗ってみたいんだよ。」と楽しそうに話す姿を見ていたら、
なんだか勇気をもらったような気がしてきました。

卒検は大型二輪からスタート。
小型二輪の卒検の時には緊張してガチガチでしたが、
今回は不思議と緊張しませんでした。

というのも、先に検定を受けたおじいちゃんが何度もコースを間違えるので、
おじいちゃんが心配で気が気じゃなかったw

そしていよいよ自分の番。
緊張はしてなかったけど、
クラッチを握らずにエンジンかけていきなりエンストしますw
危ない、危ないw

それでも。慣らし運転で外周を1周走ってる間に気持ちを落ち着けて、
2週目から検定スタート。

踏切を渡り、まずは一本橋。
一本橋は初日に1回途中で落ちた以外は失敗していませんでした。
検定課題の中では一番得意で失敗する気もしなかった。
検定でも難なくクリア。

その後のS字も低速でしっかり通り抜け、
坂道発進も無事通過。

次はいよいよクランクです。
前日までのイメージを思い出して、
クランクに入る直前でしっかりスピードダウン。

入り口のパイロンに目を向けた瞬間にふと思い出します。

「そうだ!!遠くを見るんだった!!!」

危ない危ない。
いつも近くを見すぎて転ぶのです。

直前でそれを思い出し、曲がった先に視線を置いて
いざクランクへ。

低速のまま順調にクランクを通り抜けます。
右折からの左折で、左折の時に「もしかして後輪がパイロンに触ったかも…」と
ちょっと不安になりつつ、そのままクランクを後にしました。

その後、急制動とスラロームを終えて出発地点に戻り、検定は終了です。

自分でもびっくりするくらい落ち着いてできたけど、
「クランクでパイロンに接触してないか」だけが気がかりでした。

そして合格発表。
70歳のおじいちゃんと私、2人そろって発表を聞きます。

「合格者の番号だけ読み上げます。2番!」

呼ばれたのは私だけでした。
おじいちゃんは残念ながら不合格…。

自分の合格を喜ぶ前に、おじいちゃんのことが心配になってしまった。
でもおじいちゃんは、にこにこ笑いながらこう言いました。

「公道に出て迷惑かけちゃうと困るから、ここで先生が「いいよ」って言うまで頑張らないとね」「何回落ちてもハーレーに乗るまで頑張るよ」
そして私に「おめでとう」と言ってくれました。

あ!私受かったのか!!

ここでやっと実感が湧いてきましたw
8時間で終われると思ってなかったし、卒検も一回で合格できると思ってなかった。
つい2日前までくじけそうになってたのに、
よく途中から立て直したな~と我ながらびっくりですw
意外と本番に強いタイプだったw

翌日、運転免許センターに行き、免許証の裏に「普自二」のハンコを押してもらいました。
(免許の表書きは次回更新時に反映されるそうです。5年後だよw)

こうして、入校から5日目で、晴れて「普通二輪免許所持者」となりました。

■ラフロライディングパンツとジャケットが活躍

前回、小型二輪の教習を受けた時は
バイク用品を何も持っていなかったので、
プロテクター類はすべて教習所のものを借りましたが、
今回は普段クロスカブに乗っているときに着用している
バイクウェアで教習を受けることができました。

教習時に着用したのは、
RR7554アーマーフーディーパッドセットと
RR7477EI:EOストレッチライドカーゴ。

教習前にプロテクターをつけたり
教習後に外して片づけたりという手間が省けて便利だったのと、
着慣れた格好で教習を受けられるのがとても良かった。

雨教習には、RR5232コンパクトレインスーツも大活躍でした。

■楽しみの幅が広がった

普通二輪免許取得後、旦那さんのモンキー125を借りてツーリングに行ってきました。


モンキーは小型だけど、今まではAT限定だったので乗れなかったのです。
走り始めは緊張してエンストしたりしたけど、
慣れたら楽しくて、限定解除してよかったな~と思いました。

 

今のところ大きなバイクを買う予定はありません。
クロスカブが大好きだし、まだまだいろいろなところにクロスカブで行ってみたい。
でも、乗れるバイクの幅が広がったから、楽しみも広がった。

 

「次は大型二輪かな。待ってますよ。」と
教習所の教官が言いました。

大型二輪はないな~

と今は思ってるけど、将来のことはわからないので否定はしないでおきますw

とりあえず、次はセローに乗ってみたい!

夢はどんどん広がります。

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