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【SSTR2021レポート】おばさんがカブでSSTRに挑戦してみた!

MOTTOラフロをご覧の皆さん、こんにちは!
初心者ライダーのGATAGOTOです!

今回初めて、おばツーメンバーのみっちゃん、さっちゃんと
一緒にSSTRに挑戦しました!

前回はその準備編をお届けしましたが、
今回は本番のツーリングラリーの様子をお届けいたします!

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MOTTOラフロチャンネルに、全道の駅とゴールシーン多めの
ダイジェスト版動画をUPしております!
ぜひご覧ください!

GATAGOTO★CAMPチャンネルでは、SSTRのスタートから
ゴールまでを前編中編後編の3本にわけて動画をUPしております。
そちらも併せてお楽しみくださいね!

■朝5時47分 日の出とともにスタート

SSTRは、太平洋側の海岸から日の出とともにスタートするのがルール。
私たちは、静岡市清水区の「久能海岸」で日の出を拝み、
お見送りに来てくれた仲間の声援を背にスタートしました!

出走当日(10/9)の千里浜の日没時間は17時26分
現地までの距離は約390km

この道中で、指定の道の駅1箇所(3ポイント)と、
他の道の駅(各2ポイント)に立ち寄って、
合計10ポイント以上貯めないとゴールできません。

長い長いツーリングの始まりです!

■位置登録

SSTRでは、公式HPからエントリー者用のシステムにログインし、
スタート地点、道の駅や高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、
ゴール地点でそれぞれ位置登録をすることで、
走行のログや獲得ポイントを記録します。

獲得ポイントは道の駅が2ポイント、
高速道路のサービスエリア、パーキングエリアが1ポイント、
大会指定の道の駅が3ポイントとなっており、
この「指定道の駅」に必ず1つ以上立ち寄るのがルールです。

出走前には「色々な道の駅に寄れるから楽しいなぁ」なんて
安易に考えていた私w

ところがところが、バイクを降りて道の駅でのんびり…なんて余裕はまったくありません(汗)
何しろ3人全員初めての挑戦だから余裕がないのですw

走ったことがない道で、何時間かかるかもわからない。
その焦りから、道の駅ではほとんどゆっくり休むこともなく、
位置登録とトイレだけ済ませてとにかく走り続けたのでした(汗

■立ち寄った道の駅の数10!

原二だから高速道路には乗れないし、下道で道の駅をたどっていくことを考えると、
指定道の駅3ポイントのほかに、2ポイントの道の駅4箇所に寄れば、
それで規定の10ポイント以上を達成できます。

にも関わらず、私たちが立ち寄った道の駅は全部で10箇所!w

「とにかくポイント取れるだけ取っときたい!」という、
みっちゃん、さっちゃんの負けず嫌いが発動した結果、
ほぼ全部の道の駅に止まることとなったのでしたw

獲得ポイント数は21ポイント!w
いえ、たくさんポイント貯めたからと言ってなにかもらえるわけでもなんでもなく、
単なる自己満足ですw

<立ち寄った道の駅>

・道の駅とみざわ
・道の駅なんぶ
・道の駅はくしゅう
・道の駅信州蔦木宿
・道の駅今井恵みの里
・道の駅風穴の里
・道の駅奥飛騨温泉郷上宝
・道の駅宙ドーム・神岡
・道の駅細入
・道の駅井波(指定道の駅)

道の駅なんぶでは、なんでもやOさんが横浜から駆けつけてくださいました!

■時間がないけどダムにも寄りたい!

初参加で余裕がないという割に、
ルート上のダムに寄ってダムカードをゲットしたいみっちゃん、さっちゃんw
ダムの写真を撮って道の駅でそれを見せるとダムカードがもらえるのだそう。
(ダムカード配布場所はダムにより異なる)
最近、ダムカード集めにハマってるのだそうですw

というわけで、何箇所かダムにも寄り道。

正直、朝ごはんも食べずに家を出てきた私は
どこかの道の駅で美味しいご飯をお腹いっぱい食べたかった!w

でも、ダムカードをゲットして嬉しそうなみっちゃん、さっちゃんを見たら、
「まあ、いいかー」と思ったのでしたw

■峠でクロスカブ大集合

SSTRに参加することをSNSで表明してから、
色々な人が心配してくれた「安房峠」


長野と岐阜の間にある標高1790mの峠です。

安房峠道路という自動車専用道があるのですが、
原二は通行できないので峠を越えるしかない。

しかし、峠は標高が高く気温が下がることや、
舗装があまり良くない、道幅が狭い、
急なカーブが多いなどの理由からか、
「大丈夫ですか?」「気をつけてください」と
たくさんのライダーさんに心配していただきました。

でも、実際峠に入ってみたら、山道を走るのが大好きな私にとっては
最高に楽しい道だった!w
天気が悪いと霧が出て走行困難になるそうですが、
この日は快晴で色づき始めた山々を眺めながらの最高の峠ツーリングとなりました。

岐阜県との県境あたりに広い空き地があったので、
写真を撮るためにバイクを停めると、
なんと、ほかに停まっていたバイク4台のうち3台がクロスカブ!
私たちのクロスカブ2台、ハンターカブ1台と合わせて、
全部で6台のカブが期せずして集合したのでした。

その後、ここで出会ったクロスカブの親子とは
抜きつ抜かれつ、道中何度も遭遇しますw
言葉を交わさなくても、それだけでなんだか仲間意識が芽生えました。

これもSSTRの醍醐味なのかも!

■服装が難しかった10月開催

SSTR準備編でも服装について書きましたが、
私たちよりも1週早く出走した
おばツーのかおちゃんが、「ラフロのウインタージャケット、RR7660デュアルテックスウォームパーカー
インナーを外して走っても暑かった!」と言っていたので
私はスリーシーズンジャケットのRR7241ラフパーカーを着用しました。

これが大正解!

標高の高い安房峠ですらそんなに寒くない日で、
むしろ気温が高い1日だったので、
ラフパーカーの大きなベンチレーションが大活躍でした。

ただ、曇っていたり雨が降っていたらきっと気温も下がり、
このジャケットでは寒いだろうと思い、
インナー用に登山用のウルトラライトダウンも持参しました。

幸運にも、2泊3日の全日とも晴れて暖かかったので
ダウンの出番はありませんでしたが。

日中と朝夕の気温差が大きい秋の長距離ツーリングは
暑さににも寒さにも対応できる装備が必要ですね。

ラフ&ロード★デュアルテックスウォームパーカー RR7660
created by Rinker

■日没ギリギリになんとかゴール!

10箇所の道の駅と3箇所のダムに寄り道したので、
富山県から石川県に入る頃には日もかなり傾いてきていました。

その頃には、前にも後ろにも、SSTRのゼッケンをつけたバイクの大行列w
たくさんのバイクが夕日を目指して走る光景はとても不思議で、
そしてなんだかワクワクしました。

ゴールが近づくにつれバイクの数はどんどん増え、
千里浜なぎさドライブウェイまであと500m
というところでは、バイクの大渋滞が起きていましたw

日没まであと20分!

とにかく浜に出てゴール登録をしなければ!
と、気ばかり焦って感動どころじゃない私たちw

そして、とうとうその瞬間がやってきます。

17時09分 無事、千里浜なぎさドライブウェイにゴールイン!

日没まであと15分というところでした。

 

 

その後、ゴールゲートのある8キロ先まで海沿いを走りました。

以前、車でここにきたことはあったものの、
バイクで走るのは初めて。

バイクの免許を取ったばかりの頃、
まだSSTRのことは知らなかったけど、
いつかバイクで走ってみたいと思っていた道です。

そんな道を今走っている…という思いと、
390kmを無事走り抜いた達成感で胸がいっぱいでした。

ああ、本当にきて良かった
ずっとずっと、この道を走っていたい…。

一人しみじみ感動を噛み締める私にみっちゃんが言いました。

「なんで砂浜走らせるんだろ。もう帰りたい…」

どうやらみっちゃんは感動どころじゃなかったようですw

■SSTRの面白さ

今回初めてSSTRに参加してみて「何が一番楽しかったか?」と考えた時に、
真っ先に思い浮かんだのは「色々な人との関わり」でした。

出走前からたくさんアドバイスをくれたり
応援してくれた方々や、
当日、早朝にも関わらず見送りに来てくれた友達、
横浜から駆けつけてくれたなんでもやOさん、
工具を持って峠を伴走してくれたなかむらさん、
道中、抜きつ抜かれつ、言葉は交わさずともずっと旅を共にした
クロスカブライダーさん、
道の駅で声をかけてくださったライダーさん
ゴールの千里浜で同じ夕日を見た、たくさんのライダーさん

SSTRのゼッケンをつけてるだけで、なんだか勝手に仲間意識が芽生えて
この日はこれまでで一番たくさん手を振ったと思う。
道中すれ違うSSTR帰りのライダーさんも、
たくさんヤエーしてくれました。

11時間ぶっ通しで走ってキツかったことより、
笑顔で手を振るたくさんのライダーさんのことばかり思い浮かぶ。

SSTRの面白さってこういうところなのかな、と感じました。

  参加賞!

 

走行記録!

■まとめ

おばさんたちのSSTR体験、いかがでしたでしょうか?

ツーリングラリーなんて聞くと、
「初心者には無理じゃない?」
「原付でも参加できるの?」
と尻込みしてしまうかもしれませんが、
参加してみてわかりました。
これはライダーのお祭りです!

一人で参加して知らないライダーさんとの交流を楽しんだり、
エントリーしてる友達に伴走して一緒にゴールしたり、
私たちのように友達同士でわいわい参加したり、
SSTRにはたくさんの楽しみ方があります。

日没までにゴールに辿り着けなくても、
それもまた、良い思い出になると思う。

「なんだか楽しそうだな」と思った方は、
来年ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

来年は10周年だそうです!

千里浜で見る夕日は最高ですよ!