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【カブ旅1500㎞完結】クロスカブとモンキーで行く静岡~高知:大雨修行の復路編

 

MOTTOラフロをご覧の皆さん、こんにちは!
遅れてきたルーキーGATAGOTOです!

今回は、クロスカブとモンキーで行く静岡~高知1500㎞の旅の
復路編をお送りいたします。
ちょっと長いけど、最後までお付き合いいただければ嬉しいです♪

梅雨明け前に強行した下道トコトコ1500㎞の旅。
幸い、行きはお天気に恵まれて、
念願のしまなみ海道やUFOラインを満喫できた私たちですが、
そうはいっても季節は梅雨。

静岡に帰る前日から降り出した雨は弱まることなく、
朝方までしっかり降り続いたのでした。

一時は、バイクを実家に置いて新幹線で帰ることも真剣に考えたのですが、
前の日からずーっとスマホの雨雲レーダーとにらめっこしてた旦那さんが、
当日の朝「いけるかも…」とぽつり。

バイクで帰るならもう出発しなきゃ!ってギリギリの時間に雨も止み、
心なしか空も明るくなってる…。

「これは行くしかないでしょ」

というわけで、波乱の復路がスタートw
まさか、あんな修行ツーリングになるとは、
この時は知る由もなかった私たちだったのでしたw

■復路ハイライト動画

■【復路1日目:高知~和歌山】サバイバル山越えツーリング

復路は悪天候になるのが分かっていたので、
なるべく走行距離を減らすルートを考えていました。

1日目の最終目的地は和歌山。
まず、高知から山を越えて徳島に出て、
徳島港から和歌山までフェリーで渡り、和歌山市内のホテルに宿泊する予定。

しかしながら、出発の時点で大きな不安材料が2つ
・山を越えるルートが通行止めになっていないか?
・フェリーが運航しているか?

どちらも朝の時点では情報がなく、出発するしかありません。
「ダメなら高知に戻ればいいか!」ってなくらいの気持ちで、
半ばやけくそになって出発。

幸い雨は小康状態でしたが、
何しろ朝方まで大雨だったので路面はがっつり濡れています。
初心者ライダーには恐怖しかない(汗)

しかも、不安は的中!
最初に予定していた山越えルート(国道33号線)まで来たら、
案の定通行止めになっていました(ガーン)

気を取り直してプランB!
国道195号線で山を越えます。
こっちはまだ通行止めにはなっていない模様…
とホッとして走り出しのもつかの間、道路のあちこちで土砂崩れが発生してる(汗)

少ないながらも車やバイクが走っていたけれど、
場所によっては倒木などでバイクでしか通り抜けられないような事態になっていました。
もしかしたら私たちが通った後に通行止めになっていたかもしれません。
ギリギリセーフ(?)だった~

山の上では時折強い雨に打たれ、
脇を流れる川の濁流にビビりながらも、なんとか無事徳島へ。
ここでフェリーが運休してたら「はい、詰んだー」となるところですが、
通常通り運航していたので無事に和歌山に渡ることができました。

この日の走行距離は200㎞と、往路の1日300㎞超に比べたら全然少ないのに、
体力的にも精神的にも大ダメージを受けた復路1日目だったのでした。

■【復路2日目:和歌山~鳥羽】大雨ツーリングにもラフロアイテムが大活躍!

朝9時に和歌山のホテルを出発。
2日目の目的地は鳥羽。
吉野の山を越えていくルートです。

この地域の方に後から聞いたのですが、
吉野の山は降水量が多いことで有名なのだそう。
この言葉に後から納得させられるほどの大雨ツーリングにとなるとは、
この時点では思ってもいませんでしたw

ホテルを出発したころから降り出した雨は、
どんどん強くなっていきました。
前日の徳島の山奥で「痛い」と感じるほどの大雨に一瞬だけ降られたけど、
2日目はほぼずっとそんな感じw

途中から旦那さんのレインスーツ(他社製)が機能しなくなってきて
インカムで「冷たい」「寒い」「気持ち悪い」と騒ぎ出しますw
私はラフロのRR5232 デュアルテックスコンパクトレインスーツを着用していたのですが、
その時点では雨がしみ込んでくることはなく快適でした。

 

ただ、この日の雨は本当に激しくて、
土砂降りの中を何時間も走り続けたので、
夕方ホテルに着くころにはさすがに下に着ていた服も濡れてしまっていましたね。

この大雨ツーリングで重宝したのはRR9026 AQA DRYテールバッグ

 

旦那さんが使っている他社製のシートバッグは
雨天時レインカバーを装着して使用するものなので、
レインカバーが大雨に耐え切れずにバッグが濡れてしまったり、
中のものを取り出すのにいちいち屋根のあるところを探さなくてはいけなくて大変でした。

その点、AQA DRYテールバッグは完全防水だから本当に頼もしかった。
当然、バッグが濡れることをいちいち気にしなくて良いし、
同じ防水素材のポーチが外付けされているので、
すぐに取り出したいものはそこに収納しておけます。
40Lと収納力もあるので、今後キャンプツーリングにも活躍しそうなアイテムです。

途中インカムのバッテリーが途切れたり、
ナビが故障して道に迷ったりしながらも、
夕方6時、無事に鳥羽のホテルに到着。

晴れてたらきっと最高のロケーションであろうパールロードは、
大雨で10m先も見えないような状態でした。
この日のツーリングは本当にメンタルをやられてしまい、
ホテルの駐車場に着いた時には思考が完全に停止して
旦那さんのバイクに突っ込んで倒してしまったのでした(反省)

免許取って初めての「修行みたいなツーリング」だったなぁw

 

■【復路3日目:鳥羽~静岡】最後は爽快にフィニッシュ

鳥羽のホテルの最高においしい朝食で3日目がスタート。

前日ホテルに着いたときは10m先の視界もままならないほどの大雨だったので全然気づかなかったけど、
朝起きたら部屋の窓から漁港を見渡せる最高のロケーションだった。

パールロードを走って鳥羽港へ。
フェリーに乗って伊良湖まで渡ります。

この時点で、静岡県に大雨警報が出ていることを確認。
結局復路は最後まで大雨ツーリングかぁ…と覚悟して乗船するも、
伊良湖に到着した時点では雨は降っていませんでした。

はじめは曇っていた空も次第に明るくなってきたので、
帰りは御前崎の海沿いを帰る道を選択。
その間も道路脇の電光掲示板には「静岡県に大雨警報」と表示されていましたが、
結局最後まで雨は降りませんでした(ラッキー)

御前崎海岸の「海が見えるカフェ」に着くころには気持ち良いくらいの青空。


最後は海沿いの道を気持ちよくツーリングできて本当に良かった。

ここまでくればもう、帰ってきたも同然です。
タピオカドリンクで乾杯して、旦那さんとお互いの無事をお祝い。

夕方6時、無事静岡市内に到着したのでした。

■【まとめ】もっともっとクロスカブが好きになった旅

今回の旅では、日本中のあちこちでいろいろな人に声をかけられました。

「え?静岡から原付で来たの?」
「原付ならこっちのルートがいいよ」
「クロスカブカッコいいね!」

「大変だね」

「楽しそう」

「気をつけてね」

「また来てね」

いつものように車や新幹線で高知に帰っていたらこんな経験できなかった。
大きなバイクで高速をびゅーんって飛ばして帰ってたら、
きっとこんなにたくさんの出会いもなかったでしょう。
(そもそも小型の免許しかないけどねw)

「しまなみ海道」の原付でしか走れない道を走ったことも
本当に貴重な経験で、素敵な思い出になった。

この旅であらためて何度も、クロスカブが大好きになった。
この旅であらためて何度も、免許取って良かったと思った。

私に新しい世界を見せてくれたバイク。
これからもクロスカブと一緒にいろんなところに行こう。

そんな風に思わせてくれた、カブ旅1500㎞だったのでした。

■オマケ

私のGATAGOTO CAMPブログにて
近日詳細編をあげますのでそちらもお願いします!

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