ラフ&ロードが配信するWEBマガジン「MOTTOラフロ」           商品レビューからキャンプ、ツーリングネタなど、バイクで楽しむ様々な事を配信していきます。

【後編】知らなきゃまずい!自分でもできるバイクの定期メンテ

MOTTOラフロをご覧のみなさん、こんにちは!あお(@ao_motolife)です。

バイクのメンテナンスの箇所や頻度って実はあまり知られていなかったり・・・!

「そんなことやらなきゃいけなかったの?!」と言うことも少なくないはず(私もそうでした/笑)

メンテナンスせずにバイクに乗っていると知らず知らずの内にダメージを与えてしまっているかも!
ツーリング中に突然壊れるなんて事のないようにチェックしておきたいですね。

【前編】知らなきゃまずい!自分でもできるバイクの定期メンテ♪

前編はこちらからお読みいただけます♪まだお読みで無い方はぜひこちらの記事からどうぞ!

今回はその後編!「オイル交換」と「ワイヤー注油」について書きたいと思います。

手順は前編に比べて多くなりますが、1度やり方を覚えれば自分でできる作業です♪

では行ってみましょうー!

オイル交換

頻度:バイクによる(3,000km毎・半年に1回程度)

エンジンオイルの交換を怠ると、エンジンの調子が悪くなったり、寿命が縮んでしまったりします。

メーカー推薦は3,000km毎なのですが、私はセローを高回転で乗ることが多いので1,000km毎もしくは月1回ペースで交換しています。

今回使うのはMOTULの5100というシリーズです。結構良いオイルのようなので使うのが楽しみ♪

まずはエンジンを温めるために少し暖気をするかバイクを走らせます。


エンジンアンダーガードを外します。

オイルを抜きやすくするため、まずはオイルキャップを外します。

廃油パックを下に敷いて、ドレンボルトを外します。
廃油は自治体によって廃油の処理が変わると思いますので、指示に従ってください。
私の住んでいるところは廃油パックを使って燃えるゴミとして捨てられるので今回は廃油パックを使用しました。

オイルがでなくなったら、バイクを揺らしたりして可能な限り古いオイルを出すようにします。


オイルを抜いている間にパーツクリーナーでドレンボルトやオイルキャップ、ストレーナ、スプリングを洗浄しておきます。Oリング類は新品に交換しておきます。

外したアンダーカバーも水やパーツクリーナなどで綺麗にしておきます。

オイルが抜けたらドレンボルト・ストレーナ・スプリングを元に戻します。

ドレンボルトは最後はトルクレンチで締めるといいですね!



新しいオイルを入れていきます。
バイクによって必要なオイル量が違うので、調べておきましょう!


車体を立ててオイルゲージを確認して適量になっていればOKです!


アンダーカバーも元に戻しておきましょう♪

しばらくエンジンをかけてオイルを循環させます。
念の為オイル漏れがないか確認しておきます。

ワイヤー注油

頻度:3,000km毎

クラッチやアクセルワイヤーへの注油です。
注油をすると動きがスムーズになるので、レバー操作が軽くなります♪
油切れのまま走っていて、知らず知らずに磨耗や錆のせいでツーリング先でいきなり断線・・・!!
なんてことにもなりかねないので、しっかりチェックしておきたい部分ですね。

ワイヤー注油は重たく感じてきたときor3,000kmに1回ぐらいの頻度でいいと思います!

クラッチワイヤー


ではまずクラッチ側から!
ソケットとメガネレンチを使ってクラッチレバーを外します。


レバーを外せたらワイヤー調整用のネジを一直線にしてワイヤーケーブルを外します。

むき出しになったワイヤーに注油をして行きます。
ケーブルルブリケーターがあると注油しやすくて便利です♪
使い方はワイヤーを挟むだけ!超簡単です。



クラッチワイヤーの出口部分にウエスを敷いておきます。
これを忘れると、注入したパーツクリーナーやオイルが伝ってきてドロドロになっちゃいます。

まずはパーツクリーナーで中を洗浄します。

クラッチワイヤーの出口からパーツクリーナーが出てくるまで吹けばOK!
これで古いオイルが洗い流されてケーブルの中が綺麗になりました。
このまま5分程度置いておきます。

続いてオイルを注油していきます。今使っているこのオイル、商品説明にこう書いてありました。

「極めて高い浸透力。クリアランスが狭い箇所や、分解して給油ができない箇所への潤滑に最適」

ワイヤーへの注油に最適じゃないですか?

ちなみに+200℃(瞬間的には+250℃)まではスラッシュが発生しないそうなので、エンジン周りにも使えそうですね。

これも出口からオイルが出てくるまで吹けばOK!ワイヤーを出し入れして馴染ませてあげると尚良いです♪



各部に洗浄とグリスアップをして元に戻してあげます。
レバー位置の調整をして完了!

アクセルワイヤー


続いてアクセルワイヤーも注油しましょう♪
スロットルユニットを緩めます。


緩んだらかぶさっているゴムを外して、スロットルユニットを取り外します。


スロットルチューブからワイヤーを外します。



スロットルワイヤーの出口にもウエスを敷いておきます。

スロットルワイヤーにパーツクリーナーを吹き込んで行きます。



出口からパーツクリーナーが出てきたらOK!
3ヶ月ぐらい前に洗浄したのですが、すごく汚れていました(汗)




5分ぐらい経ってからオイルを注入して行きます。
これも出口から出てくるぐらい吹けばOK!
アクセルワイヤーは引きと戻しで2本あるので、どちらも同じように洗浄&注油をします。



外したついでに各部を洗浄&グリスアップなどして戻します。

これで完了です!

まとめ

難しそう・・・と思われる方はバイク屋さんでもやってもらえます。
プロに見てもらうと安心ですしね♪

個人的にラフ&ロードのオープンピットは凄く良いなぁと思います。
プロの手際を近くで見れるのは良い勉強になりますしね!
店舗が近くなら私も持って行きたい!!

どれもやると操作性が良くなったり、燃費が良くなったり、バイクを長持ちさせることができますのでぜひやってみてください♪

今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪