ラフ&ロードが配信するWEBマガジン「MOTTOラフロ」           商品レビューからキャンプ、ツーリングネタなど、バイクで楽しむ様々な事を配信していきます。

「ラフプロテクショングローブ」&「デュアルテックス ラフライディングシューズ」で春のツーリングが快適になった!

桜前線が北上し新緑やつつじが満開、すっかり春ですね。「待ってました!」とばかりにバイクを走らせる皆さま、突然ですがこんな悩みを抱えていませんか?

日中は日光に当たってポカポカ陽気どころか暑いくらいなのに、朝方に吹きつける風はまだ冷たい。おまけにちょっとでも標高が高い場所へ行ったり陽が沈んだりすると急激に寒くなってしまう…。つまるところ、「春の服装難し過ぎ問題」なのです!

本記事では、この問題を解決できる春にピッタリなグローブと、行楽シーズンの散策にピッタリなライディングブーツをご紹介しちゃいます!

レザーと布の合わせ技「ラフプロテクショングローブ」

筆者(高木はるか)が春のツーリングに向けてゲットしたのは、RR8025ラフプロテクショングローブ。

スリーシーズン向けの製品で、運転に必要な手の動かしやすさを保ちながらも、プロテクション性能にこだわって作られています。

詳細をご紹介すると…手の甲側には伸縮性に優れたニットジャージが主に使用され、中央に配置された大きなプロテクターは、「フローティングナックルプロテクター(手首側の1辺、写真矢印の部分を縫い付けない)」構造で取り付けられています。

適度な伸縮性のある作りなので手を握り込む動作を邪魔せず、ストレスなく運転できるのです。

手のひら側には丈夫な牛皮が多く使用され、ぶつけやすい箇所にはクッションも内蔵しています。万が一の転倒などの際、パッと反射で手をついてしまっても守ってくれそうな安心感があります。

レザーと布を適した部分に配置した合わせ技。それぞれの特性を活かしながら快適性と安全性の両立をしているのです。

 

そよ風みたいな心地よさ

今回テスト走行をしたのは、気温10~25度ほどの曇り・晴天の中。車両はクロスカブ110とヴェルシス650で、街中や峠道、自動車道も走行してみました。

風通しとしては防風グローブとメッシュグローブの真ん中ぐらいで、時速50kmほどではそよ風ぐらいの空気の通り、それ以上のスピードではしっかり風が入って来るイメージです。

肌では暖かく感じつつも、少しだけヒンヤリとした風を浴びる。夜に気温が下がっても平地であれば凍えるほどの寒さは感じず、まさに「ポカポカ陽気だけど風だけ冷たい」「日夜の気温差が大きい」という春の気候にピッタリの製品だと感じました。

コンパクトで収納もしやすいため、夏ツーリング中に標高が高い場所へ行く際の予備グローブとしても、荷物に入れておくと重宝する予感がします。

また、走行以外の性能として目立っていたのはスマホへの感度。

人差し指と親指に取り付けられたスマートタッチレザーのおかげでスムーズにスマホを操作でき、特にナビアプリの設定時に便利でした。

 

ガツガツ動ける「デュアルテックス ラフライディングシューズ」

春だから…というワケではないのですが、グローブと同時にライディングブーツも新調しました。

選んだのはRR6302デュアルテックス ラフライディングシューズ。

ラフアンドロード独自の防水・透湿・防風素材「デュアルテックス」が使用され、片足500g以下という軽さにも関わらず、全天候で使用できるライディングブーツです。

ラフプロテクショングローブと同様にクロスカブ110 、ヴェルシス650で試してみたところ、シフト・ブレーキの操作はスムーズ。くるぶし周りをきっちりガードされている感覚もあり、過酷な環境を走り続けられるポテンシャルを感じています。6時間ほど雨天でも使用しましたが、浸水はありませんでした。

さて、それではラフライディングシューズと他のライディングシューズ、一体どこに違いがあるのか?と言いますと…まずはワイヤーシステム「atop」。他のメーカーのワイヤーシステムの場合、ダイヤルを回して締込み・外側に引っ張って解除、というものがほとんどです。

一方atopの場合は、ダイヤルを時計まわりに回して締込み・反時計回りに回して解除をします。

どちらのワイヤーシステムが優れているというわけではなく完全に好みで判断してもよいとは思いますが、ロングツーリングやキャンプツーリングなど、荷物をたくさん持っている際には「atop」の “回すだけ締込み・解除” が楽に感じました。

続いてはソール。ラフライディングブーツは、ヴィブラム社の「XS TREK」というソールが採用されています。

ヴィブラム社とは、世界120か国以上に展開するソールの専門メーカー。中でもXS TREKはスポーツやアウトドアで求められる総合性能を持つ、高機能な製品です。

個人的には「ちょっと固めのソールなのかな?」と感じ、オンロード専用のブーツなのかと思っていたのですが…山道を試しに歩いてみたところ、まったく問題なさそうでした。

山専用品ではないため過信は禁物ですが、バイクを降りての街歩きはもちろん、ちょっとした山道の散策・神社などの石段の上り下りなども楽しめそうですね!

 

衣替えで春のツーリングが快適に!

ちなみに、ジャケットとパンツは以前の記事(https://www.rough-and-road.co.jp/motto-roughro/itempre/takagiharuka20230620)でご紹介したRR7245ラフパーカーとRR7475LFライドカーゴストレッチコットンパンツルーズフィットを愛用しています。

体温調整がしやすいウエアと、適度な風通しがあるグローブと、快適で安全性の高いブーツ。これらを揃えれば、春ツーリング中の気温差や天気のゆらぎも「ドーンと来い!」なのです。

他にもラフアンドロードでは豊富なデザインと機能の春・夏アイテムが展開されているので、気になる方はカタログを要チェックです。公式アンバサダーの鉄馬さんとVストロームの表紙が目印ですよ!