MOTTOラフロをご覧の皆さま、こんにちは。
前回ブラジルのとある川沿いの道で、マシントラブルのため軽くテンパっていたカワダです(汗)
今回はその絶体絶命の状況からなんとかリカバリーしていくオハナシです。
メカに強ければ回避できたかもですが、パーツの予備もない状況、果たしてどうなったのか、ごらんくださいませ。
無骨な救世主、あらわる!?
うーん・・・。なかなか停まってくれない。
動かせなくなったKentonを道路脇に置いて、近くの町へ向かうべくヒッチハイクを始めた僕ですが、一向に車は停まってくれません。
しかたないので車が通らない間は、道路にべったり座り込み景色を眺めます。

のどかな風景に、ついついあくびが出てしまいます…
そして、道に車の気配がすると急いで立ち上がり「ポル・ファボール(お願い!)」と言って、親指を立てる。
そんな事を繰り返していました。もはや進行方向通りに進む意味もない。手当たり次第、走る車にアピールします。
ヒッチハイクを開始して2時間弱くらい経った頃、ついに一台のトラックが停まってくれました。
ドライバーに事情を話すと、彼は心よく
「乗れよ」
と言ってくれました。
助かった・・・
僕は、荷物を持ってKentonに一瞥をくれてから、トラックに乗り込みます。
ここから、約70km離れた所にスタンドがあるとのことで、そこまで乗っけて貰う事になりました。
ドライバー「小さな町だけど、たぶんバイク屋の一つくらいはあるんじゃないか?」
どうかその通りであってくれ。と、祈るような気持ちで、トラックの助手席で揺られます。
ドライバー「吸う?」
僕が断ると、そのまま差し出してきた箱から一本タバコを取り出し、自分の口に咥えます。

しばらく走ると、ポツポツと建物が見え始め、小さな町に辿り着きました。
約束のスタンドに着き、無骨なドライバーに礼を言いいながら力強く握手をし、トラックを降ります。
ありがとう、ホントに助かった…
救世主その2登場、Falcão Motos!

さて…と。どうするか。
辺りを見回しても、バイク関係の店は見当たりません。
とりあえず、スタンドに入り情報を集めます。
「すぐ近くに修理屋があるわよ」
おぉ!それは有り難い!
受け付けのお姉さんに、言われた先に向かうと『Falcão Motos』という、修理屋を発見しました。
英語風にいうと「ファルコンモータース」ですかね。
中に入ると、様々な種類のバイクやパーツが置かれています。
僕は、受付のカウンターに立っているスタッフに、Kentonの壊れた写真を見せながら事情を説明します。
話を聞いたスタッフは奥へ行くと、責任者と思われるメガネをかけた中年の男を引き連れてきました。
再度、事情を説明すると、男はパソコンを叩き始めました。
どうやら、Kentonにフィットするチェーンを探してくれているようです。
数分後、チェーンが入った箱を持ってきてくれ、
「とりあえず、今夜はこの町に泊まってきな。そして明日の朝、スタッフをKentonがある所までバイクで向かわせるから、お前は一緒に後ろに乗っていけ。そこで、チェーンを取り替えて、お前はなおったKentonでここまで走ってこい」
男は、テキパキとそう言ってくれました。
「Obrigado!(ありがとう)」
僕は何度も礼を言って、修理屋を後にします。
そこからガソリンスタンドに併設された宿に向かってみると、部屋はもう満室だと告げられます。
という事で、久しぶりのラフローさんのテントの登場です♪

ガソリンスタンドの店員さんに断って、スタンド脇にテントを張らせてもらう事にしました。
日が暮れてから、スタンドのレストランで夕食を取ります。
たまたまサッカーの試合が行われていたようで、客はみんなテレビに釘付け。
さすがサッカーの国、ブラジル。

食事を終えた僕は、やる事もないのでテントに戻り、テント内に入り込んだ蚊との格闘を制してから、眠りについたのでした…
Kentonくん、復活の朝!
次の日の朝、目が覚めた僕はいそいそとテントを畳み、修理屋へ向かいます。
昨晩は少し蒸していた為、あまり寝つきが良くなく、軽く頭がボーっとします。
店に着くと、昨日話したメガネの男はすでに店内で作業をしており、
「ちょっと待っててくれ」
と、ソファを指差し、コーヒーを淹れてくれました。
少し待ってると、昨日のスタッフとは別の、若いスタッフが現れて「行くぞ」と、合図をしてきました。
僕は荷物を店に置いて、ヘルメットを被りそのスタッフの後ろに乗っかります。
「海外で誰かの後ろに乗るのは初めてだなぁ」
そんな事を考えながら、リアシートで流れ去る景色を楽しみます。
1時間くらい走ると、Kentonが停めてある橋へと到着しました。
昨日と同じ場所にKentonがある事にまず、ホッと胸を撫で下ろしました。
バイクを降りると、スタッフは背負っていたリュックから工具やチェーンを出して、早速作業に取り掛かってくれます。

Kentonに巻かれていたチェーンを外すと、ササッと新しいチェーンを装着し、ひしゃげたパーツを修正してくれました。
「オッケー。終わったよ」
作業自体には、大して時間がかからず終了し
「じゃあ、先行ってるから店でな」
そう言うと、スタッフは僕を残して去って行きました。
Kentonくんに跨がりエンジンをかけて走らせると、何事も無かったかのように、いつも通り軽快なエンジン音と共に、スイスイと進んでいきます。
今さっき、リアシートから眺めていた景色を、逆方向から見ながら、朝いた町へと向かいます。
「なんとかなったなぁ。」
というのが、正直な感想でした。

しばらく走り店に着くと、僕はお世話になったメガネの男性スタッフに礼を伝えて作業代を払い、修理をしてくれたスタッフには気持ちばかりの謝礼を渡して、先に進む事にしました。

困った時に親切で仕事のできる救世主に巡り会えて、本当にラッキーでした!
これでなんとかこの旅を続けることが出来ます。
ありがとう、Falcão Motos!
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ここで一つ、宣伝をさせて下さい!
南米を走る少し前、ノリと勢いだけで中央アジアをバイクで旅しました。その記録をNoteで公開していこうと思います。
『モテないから旅に出ました』というタイトルの旅行記になります。
興味あったら、是非読んでみて下さい♪
https://note.com/quiet_hippo758/n/n869f9f947d0b

やっと走り出したKentonくん、果たしてこの後の旅はどうなるのか、次回をお楽しみに♪
という事でまた! ¡Nos vemos pronto!