「明日はピサックを出るよ」
翌日の夕方「やっぱり明日にしよう」
翌日…「明日こそは行くから」
決して来ない「明日」を待つ事、4日目。
「あぁ、寝坊した〜」と、おあつらえ向きの言い訳が頭をよぎる僕。
が、理性が妥協を捩じ伏せ、居心地の良かったピサックを去ることに。

グズる気持ちを奮い立たせヒッピーの桃源郷から出発!
もう十分だろう。と、自分を言い聞かせ次の町、プエルト・マルドナドを目指してケントンを走らせます。
あまりにも居心地がよかったピサックの街、後ろ髪をひかれつつ東を目指し移動を開始。

地図で見るとプエルト・マルドナドはこの辺りですね。
ペルーから、ボリビアにはもう入れないためブラジル国境を目指します。
かなりマニアックな地を走っている為、日本語での情報はほとんどネットにも落ちてません。

こんな感じのルートです。
マルドナドまでは、500kmも離れているので、今日はどこかで一泊する事になるでしょう。
いつも通り、フラフラと写真を撮りながら進んで行きます。
天気がどんどん変わる山越えルートを進む
道なりに進み知らない村を抜け、クラクラするようなヘアピンカーブを超えていきます。


いつの間にか、こんな高い所に。
標高 5250m ! だよね??

アルパカやリャマを横目に、乾燥した見晴らしのいい高地を進んで行きます。
しかし、気持ちのいいツーリングもここまで。
夕方前には天気が崩れ、大粒の雨が体を打つではありませんか。
しかも進行方向の空には、ドス黒い雲が広がっている。
これ以上進むのを諦め、一度通り過ぎた『オコンガテ』という町へ戻り、雨雲に追いつかれる前に投宿。

クッキリと虹が差すオコンガテの道。
日が暮れてから町を散策してみましたが、流石に、外国人旅行者は見かけない。
その日は適当に近所の食堂で夕食を済ませフラフラと宿に戻りました。
一夜明けて、さらに東へ。いつもの脇道探索で出会ったものとは?
翌日の朝、見事に天気は回復。東のマルドナド目指してバイクに跨ります。
道に出ると、むこうに昨日は雲に隠れて見えなかった大きな雪山が。

後で調べたら『ネバドアウサンガテ山』というらしいです。
「あそこどうやって行くんだろう」
悪いクセで、ついそんな事を考えますが、すぐにそれを振り払います。
しかし、もっといいアングルで写真を撮れないかと、あちこち寄り道してる間に雲が現れ、山を覆い隠してしまいました。
「良かった。これで諦めがつく」
再びマルドナド方面を目指し、幹線道路に戻ります。
しばらく走ってると、脇道を発見。
その先には、湖があるよー。と看板があったので、興味がそっちに一気に傾き、湖方向にハンドルを切っていました。
砂利道を走る事15分くらい。湖が見えてきた!

えーと、予想していたよりも地味だし。。溜め池っぽいよね??
一応写真だけは撮って、走ってた道に戻ります。
そこで、すぐに別の看板が。

絵を見る限りは、綺麗そう。
「本当かよ。シングレナコチャ湖?」
たった今、肩透かしを食らってきたばかりだったので、あまり気が進みませんが。
でも、ここまで来たら見ておかないと気が済まない。という事で、この湖を目指す事に。
小さな村で「ラグナ(湖)どこやねん」と、地元民に道を尋ねながら、山道を登り始めました。
入り口にはゲートバーがありましたが、バーは上がっていたので、そのまま通過。
マップには湖はあっても、そこまでの道は表示されてません。どういうこと?
何となく方角を意識して、分かれ道を進みます。
ここに来て、ついに今回の旅一番の絶景に遭遇したのか?
小石を踏み締め、揺れるハンドルを押さえながら進んでいきます。
チラッとターコイズブルーの絵の具を垂らした様な何かが、ガタガタ揺れる視界の端っこに飛び込んできました。
「ウソ!?」
揺れる車体を気にする事なく、アクセルを回します。
すると、
おお・・・。

ウユニ塩湖以来の絶景(しかもほぼノーマーク!)に言葉をなくす僕…
寄り道や脇道探検は、やってみるもんですね!
ということで、ココから先はまた次回。
¡Nos vemos pronto!