ラフ&ロードが配信するWEBマガジン「MOTTOラフロ」           商品レビューからキャンプ、ツーリングネタなど、バイクで楽しむ様々な事を配信していきます。

ペルーのヒッピーの聖地にて、ゆったりと快適なとある日のピサック滞在記 南米放浪旅 Vol-25

「セキネさん!大変です!我が相棒ケントン君のタイヤがこんなにすり減ってます!!

ゴールまでこのタイヤで大丈夫でしょうか!?」

すり減り始めたタイヤが気になり、お世話になっているラフロのセキネさんに、つい確認をしてみる僕(笑)

遠い地球の裏側ペルーのクスコからほど近いヒッピーの街、ピサックからのLINEメッセージに

「多分大丈夫だとは思いますよ〜」との返信。

でも「ヤバいですねぇ~」って言われても、すぐにはどうにも出来ないんですけどね(笑)

 

とある日に向かったピサック郊外、大自然の中で異文化交流

セキネさんの回答に安心した僕は、シュビアちゃんを後ろに乗っけて、トレッキングをしようと、近くの山に向けてバイクを走らせています。

シュビアちゃんというのは、宿にいたアルゼンチン人の女の子です。

夕方、宿の屋上の部屋でダラダラしている時に仲良くなり、

「キミのバイクで、どっかに連れてってよ」という話になりました。

1人で遊びたい気もするけど、たまにはそれも悪くないか。と思い直し、遊びに行く約束をしました。

行き先を考えていると、『アスール・コチャ』という、直訳したら”青い湖”がこの近くにある事を知り、そこに向かう事に。

 

散策当日、バイクで進める所まで走り、そこからはトレッキングをして青い湖を目指します。

メジャーな観光地ではないので、その場にいるのは僕とシュビアだけ。

海外らしく、斜面の急な山道を登って行きます。これが、中々しんどい。

ってか、体力にはかなり自信がある僕なんですが、彼女のペースが早過ぎて面食らう始末^^;

途中で湖とは別方向の道が現れ、何となく先にそっちを登ってみる事に。

峠を登り終えた所で、これまで隠れていた景色が現れ、山頂から見下ろす形になります。

集落、と言うべきか。見下ろした先には、民家が数件建っています。

この景色を見ながら、のんびりと休憩をする事にしました。

ふと「シュビア(lluvia)って”雨”って意味だよね?」

と、彼女に尋ねます。英語が通じないので、スペイン語に身振り手振りを交えながら。

話は段々と日本語についての話に変わって行き、僕は漢字の成り立ちについて、簡単に彼女に説明をする事になりました。

紙が無いので腕にいろいろ書いて筆談的な(笑)

ビジュアルから連想して生み出された「漢字」ってよくよく考えたら面白いなと、自分でも、改めて再確認。

シュビアも興味津々で、外国の方が漢字のタトゥーを入れたがる意味が少し分かる気がしました。

 

一息ついた所で登ってきた道を引き返し、先程の分かれ道を逆方向に登ります。

「さっきよりキツい。ってか、シュビアすげぇな。」

数年前に、グアテマラのトレッキングをした時、一緒に登ったグループの中で、僕が圧倒的に早くベースキャンプ地に辿り着いた事もあり、外国の方にも僕の体力は劣らないと、自信があったのですが彼女には全く歯が立たない。

ヒィヒィ言わされながら、なんとか峠を登りきりました。

すると、文字通り青い水を湛えたアスール・コチャが姿を現します。

 

辿り着いたアスール・コチャの静かで素朴な情景を見て…

「うーん。まぁ青いっちゃ青だけど。」なんか違う。

南米の高地という事で、もっとトロッとした質感というか、ミルキーブルーというか。

そんな、氷河由来の水が織りなす”アスール”を期待していたんだけど…

 

まあ、これはこれでいいか。

雄大というわけでもなく比較的素朴なイメージの小さな湖。風もなく穏やかで静かに平和な風景。

たまたま岩に腰掛けていたら、シュビアが山肌が水面に綺麗にリフレクトした写真を撮ってくれました。

まぁ、逆にそんだけ綺麗な湖があれば、それこそ旅行会社が放っておくワケもないし、

もっと名の知れた観光地になってるか…

と、勝手に期待を抱き、勝手に納得している僕がいました。

とりあえず、楽しかったのは間違いない。

帰りも、シュビアには置いていかれそうになりながら、下山して宿に帰りました。

 

規模感がちょうどいいピサック遺跡へ

翌日は、別のアルゼンチンの女の子と『ピサック遺跡』に遊びに行く事にしました。

気づいたら、この宿に泊まっているのはアルゼンチン人ばかり。アルゼンチン贔屓の宿なんですかね?

人が多すぎるし、ルート制限などが厳し過ぎるからという理由で、南米の超有名観光地『マチュピチュ遺跡』をスルーした僕にとっては、この「ピサック遺跡」、丁度いい規模の遺跡でした。

観光客が少なく、さびれた遺跡は逆に悠久の時を感じさせ、詳しいことはわからなくてもグッときますね。

静かな時間が流れているからこそ、いろいろとその時代へ想いを馳せることが出来るのかもしれません。

あ、はたから見たら、こんなに髪の毛伸びてたんか。

まんま僕もヒッピーじゃん。。。

もう既に1週間近く滞在していますが、毎日毎日、出掛けては小さな冒険を楽しめるピサックには飽きが来る気がしません。

 

その気になれば、後1カ月は余裕で居座る事も出来るんですが、ぼちぼち次へ進もうかという考えも、よぎり始めているこの頃です。

さて、どうしようか。

一カ所に滞在すると時間の流れが緩やかに感じます。移動と沈没(滞在)と…

旅の終わりが見えてきてちょっと感傷的なのでしょうか。

なんだか長くなってしまいましたね。

今回はここまでにします。

それではまた次回(^^)

¡Nos vemos pronto!

 

PS:先日のラフロ祭、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

会場でもご説明しましたが、この南米旅、もう少し続きます。

引き続き、どうぞよろしくお願いします!