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真冬でもあったかい!和歌山・加太でノスタルジックな観光ツーリング!!

寒さの厳しい1月は、温暖な気候で路面が安定している太平洋沿いのエリアがツーリングシーズンです。

今回は和歌山市の西の端にある「加太(かだ)」にて、海やレトロ喫茶や神社などなど、ノスタルジックなスポットをめぐる観光ツーリングに出かけてみました!

暖かい加太の街

やってきたのは和歌山市 加太にある田倉崎灯台の付近、海沿いの道路です。

この日は雲一つない青空が広がっていて、加太付近は気温11度ほどのツーリング日和でした。

海の向こう側に浮かぶ島は、友ヶ島。明治時代に作られた砲台跡などがいまも残る無人島で、現在は「まるでラピュタの世界観」と観光客から人気を集めています。

かなり個人的な話なのですが…実を言うと、私(高木はるか)が5年ほど前にライターデビューをしたのはこの友ヶ島でのキャンプ記事なのです。人生のターニングポイントのひとつである島を眺めながら「今日も初心を忘れずがんばるぞ」と誓いつつ、本日のツーリングをスタートします!

 

別荘地の隠れ家的喫茶店

はじめにやってきたのは「加太自然の郷」という別荘地。入り口にゲートが設置されており、所有者以外は基本的には進入できない(見学者は通行料500円)のですが、中で営業している喫茶店の利用者は無料で入ることができます。

バイクはゲートの左端にある隙間から通行することになっているのですが、私たちのバイクはパニアが大きく不安があったため、管理人さんにゲートを開けていただいて通行しました。

そのまま別荘地の私道を3分ほど走れば喫茶 永和(えいわ)に到着です!

永和さんは、まるで昭和な時が流れるレトロな純喫茶。オーナーであるご婦人が一人で切り盛りされているので、まったりと過ごしたい方におすすめのお店です。

店内にはたくさんのマンガ本や雑誌、トミカや金魚の水槽などが置かれています。チキンライス(税込650円)を注文したあと「久々にブラックジャックでも読もうかな?」なんてソファーでくつろいでいたところ…

なんと、看板犬のプードルちゃんが隣にやって来てくれたではないですか!

ペットは遠い昔にウサギを飼ったきりの私。触れ合い方がわからず手探りでワシャワシャと撫でてみたところ、どうやらお気に召した模様。

というのも、有難いことに隣でお腹をさらけ出しながら寝転んでくれたのです!

「ウワーッ、可愛い!初めて会ったのに、こんなに信頼しきってくれるなんて!!」

ちょっぴり感激していたのですが、その後しばらく観察していると、私だけでなく色んなお客さんに甘えに行っているようです。くすん、私だけじゃなかったのねぇ…。

オーナー曰く「人間が大好きな犬」なのだそうです。一瞬でお客さんの心を鷲掴みにしちゃう、凄腕営業マンですね!

チキンライスは昔ながらの優しい味で、一口目を食べただけでもすでにホッコリ。

凝った料理やガツンとしたランチもいいのですが、無性にこういった素朴なご飯が恋しくなることってありますよね。実家のような安心感というべきでしょうか…?

ちなみに、永和さんのベランダからは太平洋が一望できます。

緩やかに丸みを帯びて見える水平線と、おもちゃのようにゆっくり動いて見える漁船たち。こんな風景をのんびり眺められるのは、別荘地の喫茶店ならではの特権ですね。

 

人形が眠る神社

喫茶 永和を出て向かったのは、安産や子授け、そして人形供養で知られる淡嶋神社です。参道には海産物を販売する店舗が3軒並び、短いながらも風情がありました。

境内には、供養のために預けられた人形や置物が数えきれないほどたくさん置かれています。まねき猫、だるま、日本人形、信楽焼のたぬきなど様々な人形が種類ごとに並べられている様子は、怖いを通り越して神秘的です。

この様子、各家庭での役目を終えて引退して、ようやく仲間や友人に出会えたみたい。まるで人形たちの同窓会のようにも見えませんか?人形のみなさまお疲れ様です、ゆっくり休んでね…!

淡嶋神社の周りには、地域ねこもたくさん暮らしてます。

体格がよくて毛並みもツヤツヤ。観光客からおやつをもらってのびのびと暮らしているようですね。

余談ですが、淡嶋神社の観光中は参道の向かいにある有料駐車場にバイクを停めていました。(駐車料金は車が700円、バイクが300円。)

すぐそばには素敵なイラストが描かれた堤防や、太平洋岸自転車道 終点モニュメントといったフォトスポットもあるのでおすすめですよ!

 

砲台跡の見学はお早めに!

最後にやってきたのは、淡嶋神社から10分ほど山側へバイクで進んだ先にある「和歌山市立青少年国際交流センター」。

ここには明治時代に由良要塞の一部として作られた「加太砲台跡」と「田倉崎砲台跡」があるのですが…な、な、なんということでしょう!

のんびり観光をしている間に、冬季の受付時刻である15時を過ぎてしまっているではありませんか!!!!

田倉崎砲台跡が青少年国際交流センター敷地内にある山中、徒歩でしかアクセスできない場所にあるため、時間外&無断での見学はご法度なのです。

残念ですが砲台見学は次回に持ち越しとして、敷地外にある弾廠(だんしょう)跡…つまり砲弾や火薬を準備するための建物の跡地を見学させてもらいました。

弾廠跡の建物は瓦屋根の和風な造りに見えますが、「キングポストトラス式」という西洋式の頑丈な構造を採用しているのだそう。

木造なのに室内には太い柱がなく、3部屋あるうちの真ん中の部屋は50平方メートルもの広さがあります。

シンと静まった空気に緊張を感じ、飾り気のない室内に当時の人々の息遣いが聞こえてくるような気がしました。

室内で見られるのは、当時使用していた道具や制服、そして解説のパネルなど。メジャーな観光地のような派手さはありませんが、明治以降の歴史を、文字や映像ではなくこの目で確認する価値があるように思います。

 

寒い冬でもへっちゃらな理由は…

──と、こんな感じで尻すぼみな結果となってしまいましたが、これにて本日の和歌山 加太ツーリングは幕を閉じました。

加太は昭和の空気と歴史と海とが味わえるノスタルジックなエリアです。大阪市街からはバイクで約2時間半とアクセスがよいので、皆さんも是非訪れてみてくださいね。

さて、最後にはなりますが…いくら温暖な太平洋沿いの地域とは言え、私が真冬でもこんなに元気にツーリングできた秘密は「足」にありました。

この日ブーツの中に履いていたのは、ラフアンドロードの「RR5899ウインドガードHOTソックス」です。

防風・透湿性能の優れたフィルム入りの「ウインドガード」素材を表地に、フワフワ起毛素材を裏地に使うことで、走行中の隙間風を防いで足を守ってくれる優れもの。出先で冷え切ってしまった足を温めるのは容易ではないので、まずは冷やさないように工夫をしよう!というワケなのです。

先日ツーリング中に左右でアリ・ナシの比較をしてみたのですが、足の冷えにくさは段違い。フリーサイズなのでフィットするか心配していましたが、靴サイズ23.5cmの私でも、いつもの靴下(メリノウール製)の上に重ね履きすることで問題なく使用できました。

この通りふくらはぎまで覆えるため、唯一無二の防御力を手に入れられますよ。

まだまだ寒い日が続くので、足の冷えで悩んでいるライダーさんは是非検討してみてくださいね!

◆編集部より:
今年からは「ゲスト」ではない「アンバサダー」として「高木さん目線」でのコアなツーリング、アイテムインプレ、旅に役立つ情報など発信してもらいます。引き続きMOTTOラフロでの高木さんのご活躍をお楽しみください♪