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【クロスカブとモンキーで行く、2023年九州旅 スタート編!】まずは静岡から大阪南港まで下道トコトコ334kmの旅

MOTTOラフロをご覧の皆さん、こんにちは!
クロスカブライダーのGATAGOTOです!

ついこの間「新しい年が始まった!」と思っていたら、
あっという間にもう6月ですよ(汗)
年々、時間が過ぎるスピードが加速してる気がしなくもない…というか、間違いなく加速してるw

そんな、過ぎゆく時間を無駄にしないために、一日一日を全力で楽しむのが、わたくしGATATGOTOのモットー!w

てなわけで、またまた行ってきました!
下道トコトコカブの旅
久しぶりにパパモンキーも一緒です。

ますは、静岡から大阪南港までのスタート編をお送りします!

動画にまとめました!


【目次】
00:00 オープニング
00:50
 防寒考えてなかった!
04:49
 伊良湖フェリーターミナル到着
06:30
 ヤマザクラ
07:02
 高見の郷 千本の枝垂れ桜
07:43
 昼休憩 ひよしのさとマルシェ
11:00
 複数車線の罠
13:00
 大阪南港到着

動画では語られぬ舞台裏は下記記事をご参照ください!

今回の目的地は長崎!

昨年は、長野から始まって、北海道、岐阜、沖縄とすっかり一人旅にハマってしまった私ですが、
この春、パパが10日間のお休みを取れることになり、
前回の九州旅以来、2年ぶりの夫婦ロングツーリングが実現しました。

今回の旅のメインは「長崎県」。
バイクに乗り始めるずっと前から行きたいと思っていた場所です。

長崎県の波佐見町で造られている「波佐見焼」という焼き物が大好きで、
その窯元巡りをするのが私の長年の夢。

その夢を叶えるべく「長崎に行きたい!」と言った時、実はパパは「え?また九州?」と不満そうな顔でしたが、
「波佐見町さえ行ければあとはもうパパが全部行き先決めていいから!お願いします!」と頼み込み、
結局パパが折れたのでしたw

必死に頼み込みつつも、(却下されたら後で一人で行けばいいか)と思っていたのはナイショw

てなわけで、長年の夢が叶うこととなったのでした!(なかば強引にw)

念願の波佐見町窯元巡りのレポートはまた後日お送りします!

季節の変わり目の旅のジャケット選び

これまでの長距離ツーリングは夏が多かったため、
4月初旬の長距離ツーリングは初めて!

ということで、どのジャケットを着ていこうか悩みました。。
暑くなることを考えて、大きなベンチレーションがついているRR7241ラフパーカーで行くべきか、寒さに備えられるように防風機能に優れたRR4015 SSFウインドガードライディングフーディFPで行くべきか…

RR4015 SSFウインドガードライディングフーディFP
created by Rinker

悩んだ末、RR4015 SSFウインドガードライディングフーディFPを着ていき、プロテクターが装着できるRR1003ラフライドZIPパーカーも持っていくことにしました。

このパーカーは沖縄旅でも大活躍した優れもので、私の大のお気に入り!

暑かったらライディングジャケットのプロテクターをこのパーカーに付け替えて走ればいいし、プロテクターなしで普段着のアウター感覚でも使えるのが本当に便利なのです。
私にとって、もはや長距離ツーリングには欠かせないアイテムとなっております。

一方で、困ったのはうちのパパw
ウインタージャケットとメッシュジャケットしか持っていないパパは、
こういう中間の時期に着るものがないw

というわけで今回、パパ初めての3シーズンジャケットをGETしました!

選んだのはRR7252ウォーターシールドコマンドジャケット
パパの好きなオレンジの差し色と、ミリタリーなデザインに一目惚れした模様w

私もカタログで見た瞬間、「かっこいい!欲しい!」と思ったけど
残念ながらメンズサイズしか展開してなかった(涙)

ラフロのジャケットの良いところは、プロテクターやインナーが使い回しできるところ。
このジャケットには防寒インナーは付いていませんが、
ラフロのインナーが装着できるようになっています。

今回の旅では、手持ちのプリマロフトインナーも持参し、
寒い時はこのジャケットにインナーを装着して走っていました。

気温差が激しいこの時期は、朝晩は冬のように気温が下がるものの、
日中は汗ばむくらいに暖かい日も多く、
そんな時はインナーを取り外し、ベンチレーションを開けて走りました。

3シーズンジャケットとは?

MOTTOラフロチャンネルで公開中の動画の中でも「3シーズンジャケットの対応季節」について
パパと話していますが、色々と調べてみたところ、「3シーズンジャケット」には、
「春夏秋」用と「秋冬春」用の2種類あるとのこと。

私の持っているジャケットでいえば、
大きなベンチレーションで風をいっぱい取り込めるRR7241ラフパーカーは「春夏秋」用で
防寒インナーベストの付いているRR4015 SSFウインドガードライディングフーディFPは「秋冬春」用です(ラフロでは防寒インナー付きは「オールシーズン」と表記されています)
※編集部注 ラフ&ロードには秋冬春のスリーシーズンの設定はありません。

「春夏秋」用と「秋冬春」用のどちらを選ぶかは、
いつのシーズンに走ることが多いか?や、
自分の手持ちのジャケットとの組み合わせ(すでに防寒インナーを持っている)などを考慮して
検討してみてくださいね。
※編集部注 季節のくくりは使われる各自が使用環境に当てはめて設定してくださるのがベストです。

2年ぶりの旅準備に四苦八苦

昨年、あちこち一人でロングツーリングをした私は、旅の準備ももうお手のものw
前回の沖縄旅で初めて使ってその便利さに感動したRR9412スクエアザック&シートを今回も使いたかったのですが、
さすがに10日間の荷物は入りきらなかったw
というわけで、普段、キャンプツーリングで愛用しているRR9038コンテナシートバッグ64を使用しました。

長旅では途中途中で荷物が増えがちなので、両サイドが拡張できるこのバッグが本当に便利!

レインギアと、雨で靴が濡れてしまった場合に備えて予備のライディングスニーカー、
ノートPC、バッテリーなど機材類、着替えを入れてもまだまだ余裕のたっぷりサイズです。

一方、「荷物はなるべく最小限」派のパパは、RR9037コンテナシートバッグ40を使用。

旅の荷物が少ないなら準備も短時間でできるはずなのに、
2年ぶりのロングツーリングで「何を持っていけばいいかわかんない…」と
バッグの前でしばしボーゼンとしていたパパでしたw

走り出してからも「シートバッグちゃんと付いてるかなあ」と不安そうでしたが、
カンタンに取り付けられて安定感があるのがこのバッグのメリットの一つ。

ロングツーリングの時以外は基本シートバッグは外しているのですが、
RR9037コンテナシートバッグ40の方は、普段、荷物が多くなりそうなお出かけの時などによく使用しています。

脱着がカンタンなので、リアボックスがわりに日常的に使うものアリですね!

まずは伊良湖岬までの154km

静岡市から大阪南港まで行くルートは色々ありますが、
原付なので当然高速道路は使えません。

名古屋の市街地など、交通量の多い道をできるだけ避けたいため、
毎回、愛知県渥美半島の伊良湖岬から伊勢湾フェリーで鳥羽港に渡り、
三重県、奈良県を通るルートで大阪南港に行っています。

静岡市の自宅から伊良湖岬のフェリーターミナルまでは154km

大阪南港を19:50発のフェリーに乗るため、
逆算して、9:30に伊良湖を出港するフェリーに乗りたい。

これに間に合わないと次の便は1時間20分後の10:50発になってしまうため、
以降のスケジュールに余裕がなくなってしまいます。

伊良湖まで約4時間かかることを考えて、朝5時に静岡市の自宅を出発しました。

日曜の早朝ということで、幸い渋滞などの混雑はなかったものの、
予想外だったのが「寒さ」ですw

前日まで初夏のような暖かさだったのに、
この日の朝は10度を下回る寒さ(汗)

特に、日陰のバイパスを風を切って走ると指先まで凍りつくように冷え、
寒さに弱いパパは途中、ほとんど無言になってへこたれていたのでしたw

それでも、出港30分前の9時には伊良湖に到着
無事、9:30のフェリーに乗ることができました。

ちなみに、伊勢湾フェリーは二輪予約は通年不可の先着順となっています。
ツーリング日和の日曜日だったので、
すでにバイクでいっぱいだったらどうしよう…と心配だったけど、
幸い2台とも乗ることができましたw

運賃は、片道大人1800円と、原付1800円の合計3600円

伊良湖から鳥羽までは、1時間の船旅。
鳥羽から大阪までの後半ツーリングのために、ゆっくり体を休めました。

<伊勢湾フェリー>
https://www.isewanferry.co.jp

期せずして桜ツーリング

鳥羽港から大阪南港までは180km
伊勢市、松坂市などを通り、まずは奈良県に向かいます。

4月初旬のこの頃、静岡市ではすでに桜の花はピークを過ぎていましたが、
国道166号線を高見峠に向かって走っていくと、
沿道にちらほらと、まだ綺麗に咲いている桜の木が現れ始めました。

そして、高見峠を越えて奈良県に入った途端、
峠の一番高いところなのに、ぞろぞろと道路沿いを歩いているたくさんの人たちが…

一体なんだろう?と不思議に思いながらカーブを曲がったその先にはなんと、
山の一部をピンク色に染める、たくさんの桜の木がありました。

山奥なのにたくさん人が歩いていた理由はこれ!
高見の郷の千本のしだれ桜だったのです。

奈良県の山はシダレザクラやヤマザクラが多く、
静岡の山とは違った色合いで、楽しい桜ツーリングとなりました。

 

鳥羽港を出発して2時間ほど走ったところで、
東吉野村の「ひよしのさとマルシェ」でお昼ごはん。

ここは、地域の特産品や焼きたてパン、野菜などの販売と、
軽食が食べられる「道の駅」的なスポット。
この道を通って大阪に向かう時によく利用している場所です。

黒毛和牛の肉うどんは、肉の出汁がきいた汁まで全部飲み干してしまいたいくらい美味しかったw
お肉がたっぷり入ってるのに、750円という安さも嬉しいw

<ひよしのさとマルシェ>
https://hiyoshinosato.com

フェリーの時間があるのでのんびりはできなかったけど、
束の間の休息と美味しいうどんで元気を取り戻し、再び出発!

東吉野を越えて吉野川沿いの道に出ると、
こちらも吉野山の桜を見に来た車で渋滞していました。

この辺りでは、ちょうどこの日の前日に桜が満開になったようで、
まさに桜が見頃の時期だったようです。

都会の複数車線に翻弄される田舎人w

奈良を抜けて大阪に入ると、大阪南港に近づくにつれて交通量が増え、
片道3車線、4車線の道幅の広い幹線道路が続きます。

2年前に九州に行った時には、幹線道路の側道や裏道のようなローカルな道を走り、
「大阪市街地も思っていたよりも楽だったな」という印象だったのに、
今回はなぜか「圧倒的アウェイ感」のある街中を走り抜けていきましたw

同じナビアプリでルート作成をしたにも関わらず、前回と違うルートなのはなぜだろう?w

知らない土地で幹線道路を走る時に困るのが「複数車線の罠」w
走行していた道が急に右折帯になったり、左折帯になったり、
分岐でそのまま思わぬ方に走ることになったりしますw

それが怖くて大抵は真ん中の車線を走るのですが、
ナビで「この先左折です」と言われて早めに一番左の車線に移動したら、
左折の前に道なりに左に逸れていってしまいましたw

片道3車線なら、とりあえず真ん中を走っていれば右折も左折も
1つ隣に車線変更するだけですが、大阪はところどころ4〜5車線ある上に
容易に車線変更できないような交通量の多さで、これには大苦戦w

カブでトコトコ旅をするのが好きだけど、
都会を走るのはやっぱり疲れますねw

無事、大阪南港に到着

渋滞に巻き込まれたり、複数車線に四苦八苦しながらも、
なんとかフェリーターミナルに到着!

前回の九州旅では別府行きに乗ったのですが、
今回は新門司行きということで、ターミナルの場所が前回と異なります。

別府行きは、コスモスクエアやポートタウンのある島の
「さんふらわあフェリーターミナル」ですが、
今回は、南港東のフェリーターミナル。

ここからは、新門司行きの「名門大洋フェリー」と
四国の東予港行きの「オレンジフェリー」が出ています。

前回の旅では、最初に間違えてこちらのターミナルに来てしまい、
乗船車両の待機場所にいたスタッフの方に
さんふらわあのターミナルを教えてもらいました。

というわけで1度来たことがあるので、今回は迷いませんでしたw

チケットはネットですでに購入済みでQRチケットを持っていたので、
本来なら事前にターミナルの窓口での手続きなどは不要なのですが、
この時は全国旅行支援の対象だったため、
事前にワクチン接種証明の提示や、必要書類の記入など、
申請手続きをしました。

そして、19:50に大阪南港を出港。

こうして、カブ旅1日目が、無事終了したのでした。

<名門大洋フェリー>
https://www.cityline.co.jp

新門司行きフェリーを選択した理由

今回長崎に行くにあたり、「新門司港」行きか、
前回と同じ「別府港」行きかで悩みました。。。

新門司港から佐世保港までは172km、
別府港から佐世保港までは210kmと、どちらも1日で走れない距離ではありません。
別府からの方が距離はあるものの、前回の九州旅で大感動だった「やまなみハイウェイ」を再び走れるメリットもある。

ということで、九州の道に精通している鉄馬さんに相談してみたところ、
この時期、やまなみハイウェイは野焼きの後で、「前回走った時のように緑色の草が生い茂る絶景ではない」とのこと。

加えて、念のため両方のフェリーの運賃を調べてみたら、
圧倒的に新門司行きの「名門大洋フェリー」の方が安かったのですw

今回利用した名門大洋フェリーの個室(ファーストB)は、
ベッドが2つと、畳スペースに布団2セットが用意された定員4名の個室
風呂、トイレは共用ですが、洗面台は備え付けです。

ここを大人2名で利用し、原付2台の料金を含めた合計の運賃は、22994円でした。

こちらの料金は、WEB予約割引20%引きと、全国旅行支援20%引き適用後の金額で、
全国旅行支援の割引を除くWEB割引のみの金額は28,680円でした。

一方で、別府行きのさんふらわあは、
同等クラスの個室(スーペリアツイン)を利用した場合、
WEB割引適用後で46,480円と、なんと17800円も高い!
(ただし、こちらの個室はトイレとシャワールーム付き)

トイレ、バス共用の半個室(プライベートツイン)でも
38,780円と、約1万円割高になります!

ということで、「新門司行き」を選択!

ちなみに、今回乗った「フェリーふくおか」は、
昨年就航開始したばかりの新しい船舶だったので、
安い運賃で新しい船!と、2倍に得した気分だったのでしたw

次回、九州ツーリング!

カブで遠くまで行くのは楽しいけど、
初日はどうしても「目的地に辿り着くだけ」のツーリングになってしまいますw
毎回こういう時だけは、「高速道路でビューンって行ったら楽だろうな」と思ってしまうw

それでも、これから始まる旅を思うと、ワクワク感の方が勝って苦にはなりませんw

次回は、いよいよ九州上陸!

「九州ツーリングの師匠」鉄馬さんも登場します!w

お楽しみに!